2024種子島粗糖デジタルブック
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本学と住商フーズ(株)は、産学連携協力に関する協定を2022年に締結しました。これは両者が多面的な連携のもとに相互に協力して、教育?研究の推進、人材の育成及び産業と社会の発展に寄与することを目的とした協定です。2022年度より、住商フーズ(株)の商材「種子島産粗糖」の認知度向上などを目指したレシピ開発に取り組む「種子島産粗糖プロジェクト」として取組みが開始しました。さらにこの取り組みのご縁で、2024年2月、粗糖の生産地でもある鹿児島県中種子町と協定を締結しました。 2024年度、共立女子大学家政学部食物栄養学科、調理学研究室卒業演習において、種子島産粗糖?種子島の食材を使用した学校給食献立の考案?提供、食育動画の作成?食育授業の取り組み、また種子島産粗糖の他、住商フーズ(株)の商材であるハーブ四元豚、バードフレンドリーコーヒーを用いたレシピ開発を実施しました。 2024年4月から5月にかけて住商フーズ(株)の方々から種子島産粗糖、ハーブ四元豚、バードフレンドリーコーヒー、台湾における養殖エビについてレクチャーをしていただきました。その後、給食献立の作成、試作、食育動画、食育授業の準備など行いました。 9月19日、20日に鹿児島県種子島を訪問しました。中種子町の食材を使用した給食献立は9月20日に中種子町すべての小中学校へ提供いたしました。また、同日に「食育交流授業」を野間小学校で開催しました。現地訪問では種子島の豊かな自然、心優しい方々と触れ合いを通して種子島の魅力を感じました。また住商フーズ(株)、新光糖業(株)の皆様からお話を伺う中で、企業努力と環境に配慮した取り組みについて学ぶことができました。 給食献立とあわせて、レクチャーしていただいた内容、種子島視察の経験とともに種子島産粗糖、ハーブ四元豚、バードフレンドリーコーヒーを使用したレシピ開発に取り組み、食材本来の味わいを大切にしたレシピを考案しました。給食献立レシピとともに本レシピ集に掲載しました。 本プロジェクトは、住商フーズ株式会社と本学が連携協力に関する協定を締結したご縁で取り組ませていただきました。物心両面のご支援を賜り、ご関係の皆様に心より感謝申し上げます。また、種子島訪問の際に大変お世話になりました新光糖業株式会社のご関係者様に厚く御礼申し上げます。さらに、中種子町との協定により、中種子町小中学校の給食献立作成、食育授業を行う機会をいただきました。中種子町ご関係者様、受け入れてくださいました野間小学校のご関係者様、ならびに熱心にご指導してくださいました中種子町学校給食センター三善真央先生他、学校給食センターの皆様に深く御礼申し上げます。 今回作成したレシピをきっかけとして粗糖の魅力、そして生産地である種子島の魅力を多くの方に知ってもらいたいと思います。 共立女子大学 家政学部 食物栄養学科 調理学研究室 2024年度卒業演習生 市川 百萌 宇田川 怜香 小室 奈海 はじめに

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