ABOUT
“リーダーシップ”とは?
誰もがリーダーシップを
発揮する時代。
リーダーシップと聞くと、学級委員長や部活動の部長など、
常にみんなを引っ張ってくれる人や
役割?役職を想像するでしょうか?
また、“リーダーっぽい人”と“そうじゃない人”で
イメージが分かれていないでしょうか?
そういった従来の想像と異なり、
共立女子大学?共立女子短期大学で学ぶ「リーダーシップ」は、
「他者と協働して目標達成を目指す力」です。
これは、「21世紀型のリーダーシップ」
「世界標準のリーダーシップ」と
言われるようなリーダーシップの考え方です。
一人のリーダーに頼るのではなく、
メンバーそれぞれが
チームの成果のために自身の強みを発揮すること。
それは、リーダーや“リーダーっぽい人”ではなく、
誰もが持てる力です。
将来、どんな形で社会に出ても、他者と関わらず
一人で生きていくことはできません。
他者と協働する上で不可欠なリーダーシップは
学生生活、そして社会での必須スキルなのです。
リーダーシップはいろいろな場面で
活かされます!
-
学生生活で
チーム活動が得意になり、授業やサークル活動など、
さまざまな場面で成果を出せるように!
また、多角的な視点で物事が見られるようになり、
学部?学科?科の学びが深まる! -
就職活動で
学生時代にチームで何かを成し遂げた経験は、
就活でアピールポイントに!
グループワークも円滑に進められる! -
社会に出てから
リーダーシップは社会人1年目からでも
活かせるスキル。
年齢や立場、役割が違う人とも協力して
仕事を進められる人になれる!
TYPE
あなたらしいリーダーシップが
見つかります。
リーダーシップの発揮の仕方は人それぞれ。
たとえば以下のような4タイプがありますが、
これだけではありません。
あなたに合ったリーダーシップを共立で見つけていきましょう。
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アクティブタイプ
フットワークも軽く、人と関わるのが得意。目標を決めたら最後までやり遂げる強いパワーを持つタイプ。
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サポートタイプ
共感力が高く、コミュニケーション上手。仲間へのフォローでチームを支えるタイプ。
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リサーチタイプ
何事もしっかり考えてから行動する慎重派。データを活用して活躍する頭脳を活かしたタイプ。
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アイデアタイプ
独自性を活かして、ゼロから新しいものをつくることが得意なタイプ。
PROGRAM
リーダーシップを育てる学び
全学生、一人ひとりが
自分らしいリーダーシップを
身につけられるプログラムを用意しています。
一つの授業を例にご紹介します。
How to Learn?
理論を学ぶ
#01
実践につながるリーダーシップの
仕組みを学ぶ。
一人ひとりに合ったリーダーシップがあることを学びます。自分が発揮すべき強みは何かを見つめるだけでなく、意見を言いやすい雰囲気づくりやプレゼンテーションスキルなど実践的なスキルも養います。
リーダーシップ修得を目指す3要素
※日向野幹也「高校生からのリーダーシップ入門」ちくまプリマー新書2018年をもとに作図
#02
「社会」に
触れる
連携企業が提示する「課題」に
チームで挑む。
課題に対してチームで分担してリサーチし、議論し、提案をまとめ、プレゼンテーションまで行う「課題解決型」の授業です。授業ではLA(Learning Assistant)というチーム学修をサポートする先輩学生もいるので安心です。
企業課題の一例
2021年度テーマ
KDDIグループシナジーを活用した、au PAYカードもしくはau PAYスマートローンに関する新サービスの提案。
2022年度テーマ
大学生の金融リテラシーを高め、世の中を良くするための、auフィナンシャルサービスの製品サービスを活かした提案。
チームで
「実践」する
#03
課題ごとに編成するチームで
グループワークを繰り返す。
自分らしいリーダーシップを発揮し、メンバーからフィードバックを受け、改善して目標を立て、またリーダーシップを発揮する、を繰り返します。その中で自分の新たな一面に気づくことも。チームの中で自分が活躍できることを見つけていきます。
授業の流れ
ほかにも授業では
こんなことをしています!
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エニアグラム
エニアグラムは個人の特性や性格を9つのタイプに分類するもので、客観的な自己理解と他者理解に役立てます。診断をプログラム開始前と途中に行うことで、リーダーシップを学んだことによる自己理解の深化にも注目します。
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1分間スピーチ
毎回授業の初めに当番制でみんなの前でスピーチを行います。人前で話すことが苦手な場合でも、場数を踏める環境によって成長することができます。
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フィードバック
1分間スピーチや授業の取り組みについて、良かった点と改善の余地がある点についてチームメイトやLA、教員からフィードバックをもらいます。自分でも気づかなかった長所が見つかったり、自分の改善点について他者の意見を素直に聞く姿勢が身につきます。
学部?学科?科でも
リーダーシップを学べる。
各学部?学科?科で専門分野を学修しますが、そこで身につけた知識や技能を、
あらゆる場面で適切に発揮できるようにするのがリーダーシップです。
共立女子大学?共立女子短期大学では、実学に基づいた専門分野の学びと
リーダーシップをかけ合わせた独自の取り組みを、全学部?学科?科で取り入れています。
建築?デザイン学部 「建築?デザイン総合演習」
チームで協力してプレゼンテーション
建築コース?デザインコース混合でチームを構成し、街を調査し提案内容を策定。メンバーで協力し、プレゼンテーションまで行います。
看護学部 「多職種連携」
チーム医療を実践する力を養う
チーム医療で求められる看護のリーダーシップについて理解し、講義科目や実習のなかでチームに貢献できる基本的能力を養います。
SUPPORT
リーダーシップを学ぶ
あなたをサポート!
先輩が近くにいるから安心!
LAはあなたの強い味方!
リーダーシップ開発プログラムの授業には、LA(Learning Assistant)と呼ばれる本プログラムを修了した先輩も参加します。授業を見守るだけでなく、LA主体で授業を進めていくことも。先輩の発表を実際に見て参考にできたり、授業で悩んだときには相談することができます。こんなふうになりたい、と思えるロールモデルになる先輩が身近にいることで、モチベーションも上がります。
リーダーシップ教育
ご協力企業
リーダーシップ?プログラム?クライアント
INTERVIEW
一から“リーダーシップ”を
身につけた先輩たち
リーダーシップの授業を通して、
本来の自分に出会えました。
- #SUPPORT TYPE
人生のターニングポイントになる
学びでした。
- #ACTIVE TYPE
- #SUPPORT TYPE
国際学部 国際学科
平岡 奈瑠さん
- #SUPPORT TYPE
-
1
自分の意見を持つ大切さを学びました。
- 高校時代は自分の意見を人に伝えるのが苦手だったのですが、リーダーシップ開発プログラムを通して、どんな環境でも自分の意見をしっかりと伝えられるようになりました。プログラムの中で、何事も自分事として捉え、自分の意見を持つ重要性を学んだことと、意見をまとめるトレーニングと伝えるトレーニングができたことが大きかったと思います。高校時代は、友達に反対意見は言いづらいな、と感じていたのですが、この授業ではどんな意見もみんなが受け入れてくれる環境だったので、安心して自分の意見を発言できるようになりました。
-
2
議論が好きなサポートタイプ。
- もともとみんなと楽しくおしゃべりするのは好きだったのですが、プログラムを通して“議論好き”な自分の新たな一面に気づきました。というより、むしろ本来の自分に出会えた感覚です。チームでプロジェクトを進めていくときには、提案を形にしないといけないので、ただ楽しく話すだけでは成り立ちません。アイデアを出し合ったり、それを絞ったり、話し合いでは難しいと感じる場面もありましたが、その難しさすら楽しいと思えるように変わっていました。そんな議論の場では、みんなのサポートとしてリーダーシップを発揮することが私は多かったです。みんなの意見をまとめたり、控え目な学生が意見を言いやすいようアシストをしたり。自分の意見ももちろん出しますが、チームが進むべき方向へ行けるよう全体を俯瞰で見ていました。人をサポートしながらチームの活動に参加する形が自分には合っているんだ、と経験として実感できました。
-
3
高校生のみなさんへ。大丈夫!スタートはみんな一緒です!
- 私は、1年生でプログラムに参加し始めた頃は「リーダーシップってなんだろう?」という状態でした。リーダーシップに関して何の知識もないままのスタートでしたが、ここまで成長できたので、みなさんにも安心してこの学びに飛びこんでほしいです。私の変化を間近で見ていた妹もリーダーシップの学びに興味を持ち、入学して受けたいと言っているほど。きっと私も今受講したら新たな発見があると思うので、また受けたいなと思うほどオススメの授業です。
文芸学部 文芸学科
川島 紀慧さん
- #ACTIVE TYPE
- #SUPPORT TYPE
-
1
私もこうなりたい、というロールモデルに出会えました。
- この授業でラーニングアシスタント(LA)は私の中でとても大きな存在でした。特にコンストラクティブフィードバック(成長できるポイント)をたくさん伝えてくれる先輩に感銘を受けました。人は良いことだけを言われていたらそこで成長が止まってしまう。でもマイナスなことを言ってくれる人はあまりいないものです。その先輩は、私のことを考えて、そして言葉を丁寧に選んで伝えてくださいました。それが私にはいっぱい納得がいって……。先輩がこう言ってくれているのだから頑張ろう、と行動につなげられましたし、私もこういう人の成長をしなやかに支援できる人になりたい、と思えました。
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2
挫折も最高の経験値になりました。
-
グループワークでは、ほかのメンバーとのモチベーションの違いに悩むこともありました。私が動かないとチームが回らない状態が続き、性格や考え方が異なる人と一緒に何かを成し遂げることの難しさに直面しました。私は違う考え方の人のことも理解したいと思っていたのですが、LAからはじめから全部は理解しなくていいよとアドバイスを受けました。まずは理解できるところだけを理解して、理解し合える点を見つけていこうと。そんな考え方もあるのかと少し気持ちが楽に。最終的には、勇気を出してメンバーに本音を伝えてみたところ「そんなにチームのことを考えてくれているとは思わなかった。気づかなくてごめんね」と意外な反応が。それから、チームメンバー全員が自主的に動いてくれるようになりました。
1年生の時はなかなか大変でしたが、良い経験ができたと感じています。支えてくれたLAとの出会いも含め、この授業は私にとって人生のターニングポイントです。
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3
その場に足りないリーダーシップを発揮する。
- 私が身につけたリーダーシップとは、いろんなタイプのリーダーシップをその場に応じて発揮すること。私は振り返ると、アクティブタイプとサポートタイプであることが多かったです。高校時代は自分から発信していくのは苦手だったのに、プログラムを通して議論で口火を切ったり、周りを巻き込んで行動できるアクティブタイプに成長していました。サポートタイプは、周りからのフィードバックで気づいた強み。みんなに言われて、視野の広さやメンバーへのサポートが得意であることがわかりました。自分では自然にやっていることでも、第三者から具体的に伝えられ、自信につながりました。
BACKGROUND
リーダーシップは
なぜ必要なの?
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01
どんな場面でも人との協力が必要だから
人は、誰とも関わらずに一人で生きていくことはできません。学生生活も社会に出てからも、すべての場面が他者との協力で成り立っています。
他者との協力において重要なのは、まずは自分自身を理解し、自立していること。そして、他者との関係の中で、めざす成長にむけて、どのように自分が動いていくべきなのか、率先して考えていくことが求められます。 -
02
社会の変化が激しくなっているから
たとえば、コロナ禍以降には学校でもオンライン授業が当たり前になったり、デジタル化やインターネットの普及により、日常生活を取り巻く環境は急速に変化します。変化が激しいこれからの時代には、スピー
ディーな対応が必要。一人のリーダーでは気づけないことも、気づいた人が柔軟に行動することが重要になります。「このときはAさん、このときはBさん」と、チームを引っ張る人も流動的に変わることで今起こっている変化にチームとして対応することができます。 -
03
社会課題が複雑化しているから
たとえば、生徒が部活をもっと頑張りたいと思っても、顧問教員の労働時間の問題があったり、遠征が多い部活では費用の問題、コロナ禍では感染対策など、さまざまな問題がでてきます。このように社会の課題は、複数の問題が複雑に絡み合っているもの。そんなとき従来のリーダーシップでは、リーダーが問題Aに対応できても問題Bに対応できない場合、チームとして課題を解決できません。しかし共立リーダーシップを身につけると、全員参加で自主的?主体的にリーダーシップを発揮することができます。問題Aが得意な人、問題Bが得意な人でそれぞれ力を発揮し、チームとしてさまざまな種類の課題解決を目指すことが可能になります。
社会に出ると、
多様な人が集う組織で働くことになります。
今、社会が求めるのはチームの中で
時には先頭に立ち、
時には周囲を支え協働し、
チームとして成果を上げられることです。
共立で学ぶリーダーシップは、
あらゆる場面で活かせるリーダーシップです。
PHILOSOPHY
リーダーシップの共立
Major in Anything. Minor in Leadership.?
本学は“リーダーシップの共立”を掲げ、
全ての教育活動の根底に
リーダーシップ開発?育成を置いています。
「リーダーシップ」は本学の伝統に根ざしています。
建学の精神「女性の自立と自活」の「自立」は、
自分を理解し率先して自分を動かしていくという
リーダーシップの根源です。
校訓「誠実?勤勉?友愛」の「友愛」は、
リーダーシップの相互支援の概念と通じています。
そのため、本学の育成する「リーダーシップ」を
「共立リーダーシップ」とし、
みずからを
「友愛」により他者と協働して
目標達成を目指す力と定義しています。
共立リーダーシップの育成は、設立当時からの
本学の根本的な教育姿勢なのです。
本学の学生は所属する学部?学科?科の「専門分野」を
主専攻として学修します。
加えて学問分野の枠を超えて求められる知識や技能を
「教養教育科目(全学共通)」で学ぶと共に、
すべての教育活動を通して、
全員がリーダーシップを学びます。
専門分野×リーダーシップ
後輪は駆動輪であり私たちを力強く前に運ぶ「専門分野(実学に重点を置いた専門的な知識?技能)」に、
前輪はその力を正しく方向付ける「リ―ダーシップ(他者と協力し合いながら物事を進めていく力)」に喩えています。
両輪のどちらが欠けていても社会では十分に力を発揮できません。
社会のあらゆる場面で、専門分野で身につけた力をリーダーシップによって正しく発揮できる人材を育成していきます。