更新日:2018年10月31日
フランス語?フランス文学専修
【文芸学部】フランス語圏文化講演会「フランス人はいつ手で食べることをやめたのか?-テーブルマナーのフランス近代史-」を実施しました。
平成30年10月30日(火)12時30分~13時10分、神田一ツ橋キャンパス本館にて、フランス語圏文化講演会「フランス人はいつ手で食べることをやめたのか?-テーブルマナーのフランス近代史-」を開催しました。
講演者として、近代フランス文化史を専門とされている、本学非常勤講師の増田都希先生をお迎えしました。
「食事のマナー」という親しみやすいテーマで、近代のフランスではフォークやマナーがどのように浸透していったのかを分かりやすくお話しいただき、専門的な知識がなくても楽しく拝聴することができました。
フォークが一般家庭まで広まる過程とともに、浸透に長い時間がかかった理由や、その背景にある人々の意識の変化についても触れられており、とても興味深く感じました。
一例として宴会の場面を描いた絵画が比較されていましたが「描かれた時代が異なるため、皿の並べ方や食事の仕方にも違いが表れている」という点が特に面白く、今後中世の絵画を観る際にはそのような観点を踏まえて鑑賞してみたいと思いました。
(文章:大学院文芸学研究科2年 青木志帆)