家政学部 被服学科被服科学コース
被服科学コースの教育研究
衣生活に関するさまざまな問題を科学的視点で考え、課題解決に取り組む人材を育成
被服科学コースでは、衣生活と環境?健康に関する問題を自ら設定し、科学的な思考?手法によって要因を究明して課題を解決するために、さまざまな教育研究に取り組んでいます。例えば、マイクロプラスチックファイバーは海洋生物への影響が懸念されています。そこで、衣料品の洗濯時に排出される繊維について、詳細な分析をすることで環境への影響を調べています。また、衣生活と健康に関して、体温の恒常性に代表される人体の生理学的な機能と快適な被服との関係について教育研究を行っています。他にも、綿(コットン)などの天然素材の微細構造を参考にした被服素材の研究開発、3Dプリンタを使用した次世代のファッションプロダクトの生産技術、家庭におけるロボットとの共生に関する研究も進めています。
授業紹介
被服材料学実験
ファッションプロダクトの品質管理に不可欠な被服材料の性能評価方法について学びます。実験では、走査型電子顕微鏡や引張試験機などを用いて繊維?糸?布の基本的な特性を調べます。実験を通して講義で学んだ知識の理解を深め、レポートを作成する能力も修得します。