更新日:2019年06月11日
劇芸術専修
【文芸学部】劇芸術コースで「2019年度 前期合同観劇会」を実施しました。
劇芸術コースでは、前期?後期に1回ずつ「合同観劇会」という、コース生?教職員全員参加で観劇の機会を設けています。
2019年度前期の合同観劇会では、TBS赤坂ACTシアターで上演された『海辺のカフカ』(原作?村上春樹、演出?蜷川幸雄)を観劇しました。2012年より上演を重ねる今作ですが、昨年フランスでの上演を成功させ、この度満を持しての日本公演となりました。
今作の一番の見所は、舞台上に点在する透明なケースです。各場面や登場人物がケースの中に収められており、それらを移動させながら場面転換を行います。ケースが照明に照らされキラキラと輝く様はとても幻想的で、原作の美しい世界観を損わず「蜷川演出らしさ」がしっかりと残った、どちらの作家性も感じられる舞台化作品となっていました。
次回の合同観劇会は冬に実施予定です。チケットの残数次第でコース生でなくても参加が出来ますので、興味のある方は劇芸術コース助手まで気軽にお尋ねください。