更新日:2023年08月09日
日本語?日本文学専修
【文芸学部 日本語?日本文学専修】制作作品?卒業論文
日本語?日本文学専修の学びの「ひとまずの」終着点は卒業論文です。二年次の演習Ⅰ、三年次の演習Ⅱで徐々に自らの興味を絞っていき、四年次に卒業論文を完成させます。そこには自らの四年間の学びで得た知識やものの考え方、問題を発掘する力が詰め込まれています。でも、これは「ひとまずの」終着点、人生の通過点に過ぎません。卒業後はその力を、社会での中で応用し、自分らしい豊かな人生を歩んでいくことになります。
日本文学演習ⅡBの授業では、『源氏物語』読解を通して、平安時代の物語の読み方、調査方法、発表の仕方、研究テーマの見つけ方などを学んでゆきます。各学生の研究発表を通して、他者に伝達する能力を養うとともに、作品への理解を深めてゆきます。
梅枝巻(うめがえのまき)を読んだ際には、履修者有志により、日本の香文化(こうぶんか)について取り組み、パネル展示を行いました。『源氏物語』はもとより、平安時代から現代にいたるまで、「香り」が文学と、生活とどのように関わり、意味づけられていたか多角的に考察することができました。