更新日:2019年12月20日
授業紹介
【文芸学部 劇芸術コース】「合同観劇会」で、11月歌舞伎公演『通し狂言 孤高勇士嬢景清―日向嶋―』を観劇しました。
劇芸術コースの行事である「合同観劇会」の2019年度後期分が実施され、今年度は国立劇場にて11月歌舞伎公演『通し狂言 孤高勇士嬢景清―日向嶋―』を観劇しました。
本作では人間国宝?中村吉右衛門が主演の悪七兵衛景清役を務めており、昨年度観劇した『通し狂言 増補双級巴―石川五右衛門―』より引き続き、中村吉右衛門の舞台姿を拝見出来る貴重な機会となりました。
誰もが知っている「源平合戦」が下敷きである本作は、敵将?源頼朝への復讐に失敗した平家の侍武将?景清が、平家への忠誠心故に自ら盲人となり、日向嶋に隠遁するストーリーと、景清の生き別れた娘?糸滝が、父親に再会するストーリーがリンクした作品となっています。
二人が再会する場面からクライマックスにかけては特に感動的で、父と娘の複雑な関係性が、観劇した学生たちにとってもリアルに感じられたのではないでしょうか。
合同観劇会は、来年度も前期?後期と実施を予定しております。劇芸術コースの学生の参加が中心ですが、チケット残数により劇芸術コースの授業内や14階の掲示にてご案内をしますので、気になる方は是非チェックしてみてください!