更新日:2021年03月30日
その他
【文芸】文芸メディアコースの4年生2名が、企業共同研究等を含む教育関連の優秀卒業研究の成果を学会発表しました!
【対象学生(2名)】
?杉澤香織:文芸学部文芸メディアコース4年生
?串田愛佳:文芸学部文芸メディアコース4年生
【学会名】
教育システム情報学会(JSiSE)
(本学会は、心理学?教育学?情報学を対象とし、会員数約千名で、国内外の学会?協会との連携した日本学術会議協力学術研究団体です。)
【参加大会名】
教育システム情報学会(JSiSE)2020年度 第6回研究会(オンライン開催)
第6回研究会テーマ:一人1台時代の情報活用能力の育成
https://www.jsise.org/society/committee/2020/CFP_6th.html
【開催日時】
2021年3月21日(日)
【発表タイトル等(2件)】
タイトルをクリックすると発表原稿をダウンロードできます。
①タイトル:中等教育向けVR校外活動史跡学修コンテンツの制作と評価
連名者:杉澤香織(共立女子大学),永岡慶三(早稲田大学),米谷雄介(香川大学),卯木輝彦(フォトロン
研究開発センター),谷田貝雅典(共立女子大学,共立女子大学大学院)
論文掲載誌:教育システム情報学会 研究報告集,vol.35(6),pp.81-88(2021-03-21)
論文概要:VR 機器を利用した学習教材は臨場感と没入感から生徒の関心を引き,学習意欲を上げられる.VR
の特徴を生かし,移動することなく校外学習が可能なコンテンツとして,特別史跡「江戸城跡」をモデルとしたVR
教材の制作を行った.本研究では制作過程におけるコンテンツの改善評価も含め,学校教育の現場における最適なVR 教材の開発に関する考察を行った.
発表コメント:株)フォトロン研究開発センターからの支援を受けた共同研究で、実用化に向けたVR学習コンテンツの開発と評価について発表しました。質疑応答では、コンテンツの完成度を高く評価いただき他にも援用できないかとのコメントをいただくほか、VR学習コンテンツの開発段階に応じて丁寧に学習評価を取得し、客観的な指標をもとに次段のコンテンツ改良?開発を行うという精緻な研究手法について、特に高く評価をいただいておりました。
②タイトル:VR会議とテレビ会議利用時の周辺環境の違いにおける対話のしやすさ評価
連名者:串田愛佳(共立女子大学),永岡慶三(早稲田大学),米谷雄介(香川大学),卯木輝彦(フォトロン研究開発センター),谷田貝雅典(共立女子大学,共立女子大学大学院)論文掲載誌:教育システム情報学会 研究報告集,vol.35(6),pp.31-38(2021-03-21)
論文概要:COVID-19(竞彩足球比分_澳门皇冠足彩-体育|在线感染症)拡大により人の往来が制限され,テレビ会議の利用が急速に広まった.多くの人が利用しなければならない双方向オンラインコミュニケーション環境を想定し,広く普及しているPCを使用した「Zoom」によるテレビ会議システムと音声会議,および「Mozilla
Hubs」によるVR会議で比較実験を行った.水平思考実験を遠隔で行うことで,どの環境が対話しやすいのか比較評価をおこない,それぞれのメリットとデメリットを明らかにする.
発表コメント:コロナ禍において半ば強制的に開始された双方向オンラインによるコミュニケーションに関する、心理的な側面に着目し丁寧に評価した成果を発表しました。時勢を反映したテーマであることから、
質疑応答では、具体的な内容に関して議論が進められ、特にVR会議の課題や今後の新たな研究テーマが見いだされ、大変有意義な会となりました。また、内定先企業の役員の方も学会にご出席され、発表をご聴講くださいました。おそらく、研究者と見まがう立派な発表や受け答えをご覧いただき、大いに将来を嘱望なされたことと思います。