更新日:2024年03月25日
展示?講演会
【文芸学部】美術史専修 2023年度「卒業論文展」「卒業論文発表会」開催報告 文芸学部 美術史専修「卒業論文展」「卒業論文発表会」を開催いたしました(2024年1月16~20日)
これまで、美術史専修の前身であった造形芸術コースでは、毎年、「卒業論文?卒業制作展」を実施し、卒業制作の作品と卒業論文の概要をパネルに仕立てたものを展示していました。その後、文芸学部の改組に伴い、造形芸術コースは2020年度より、芸術領域 美術史専修と装いを新たにし、初の卒業論文展となる本展では、4年次生が卒業論文で取り扱った主題?作品とともに、美術館をイメージしたパネル展示を行いました。
このほかにも「学生生活を漢字一文字で表すなら?」といった回転式パネルの展示や、各学生の卒業論文執筆時に、「お供」として愛用していたものを
展示した「あなたの卒論のお供は?」など、実物展示も交えたバラエティに富んだ展示となりました。
卒業論文展の会期最終日となる1月20日(土)3限には、卒業論文発表会を行いました。今年度は、各ゼミより発表者を1名選出し、2019年度以来4年ぶりに完全に対面での開催となりました。
池上公平先生ゼミ
仲澤唯さん「モネのオランジュリー美術館所蔵の連作《睡蓮》と国家寄贈」
近藤壮先生ゼミ
菅波るりさん「錦絵美人画の変遷と発展―鈴木春信?喜多川歌麿を中心に―」
それぞれが取り組んできた研究の成果を立派に発表し、発表後には質疑応答も活発に行われました。発表会には美術史専修3年次生や、他専修生の参加も見られ、発表した学生にとっても、来年度以降に卒業論文執筆に取り組む下級生にとっても、貴重な学びの機会となったと思います。
発表会終了後は、美術史専修4年次生で、卒業論文展の搬出作業を行いました。展示作業は未経験という学生がほとんどでしたが、教員?助手、学芸員課程を履修している学生や、ゼミリーダーを中心に、搬入時に試行錯誤した結果、搬出時には、堂々と、そして手際よく作業を行う、頼もしい姿が見られました。
美術史専修4年次生の皆さん、お疲れ様でした!
文芸学部 芸術領域 美術史研究室