Faculty of business
更新日:2022年12月21日
授業紹介
【学生レポート】「現代マーケティング事情」でキリンホールディングス株式会社様よりご講演いただきました
第2回目のご講演となる今回は、キリンホールディングス株式会社様よりブランド戦略部主務の清水秀晃様にお越しいただきました。ご講演からキリンホールディングス株式会社は共感を得るために様々な取り組みをしていることがわかりました。その取り組みはCSVパーパスに従っており、酒類メーカーとしての責任?健康?コミュニティ?環境に分かれています。例えば、健康面の取り組みとして、プラズマ乳酸菌が入っている商品の販売を行っていたり、コミュニティ面としては、長野県にある遊休耕作農地となっていた元桑畑をワイン用のブドウ畑に転換し、ワイン産業を通した地域創生に貢献していたりといった活動が挙げられます。このような活動は私たち消費者に寄り添っていて共感できると感じました。
ご講演の中でも私が一番印象に残ったことは、ブランドはどのように築かれるのかについてです。ブランドは顧客の心の中に浮かぶイメージであるため、長期間にわたり一貫したブランド体験を顧客に届けることが大事であることを学びました。一方で、時代や消費者のニーズの変化に合わせて商品を日々改良する必要もあるというブランドづくりの難しさを感じました。一番搾りは、パッケージの移り変わりを見ると、並べられなければ変遷が分からないような微妙なデザインの変化を重ねています。このようにブランドのイメージを保ちながらよりよく改良することで一番搾りは長年のヒット商品になっているのだと考えました。
ビジネス学部3年 鈴木陽那
LA(Learning Assistant)