看護学部2年生の医療支援技術論Ⅱにおける技術演習の第3回目は、注射法の続きです。今回は、点滴静脈内注射の薬液準備と管理方法を学びました。そして、点滴静脈内注射法を受けている患者さんの部分清拭と寝衣交換を実施しました。

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 看護学部2年生は2クラスに分かれて、前半は静脈血管に直接薬物を持続的に注入する点滴静脈内注射、後半は点滴中の患者さんの部分清拭と寝衣交換の演習を実施しました。

 点滴静脈内注射では、前回の注射法に基づき安全に注射薬を準備します。今回はバイアルに入った模擬薬剤を点滴用のボトルに注入してから輸液セットを接続しました。続いて静脈留置針による刺入を確認したら、輸液を接続してルートを固定します。指示された速度で薬液を正しく投与するために、滴下数を計算してから実際に滴下の量を調整する体験をしました。

 点滴中の患者さんの清拭では、お茶をこぼした設定で上肢を清潔にして寝衣を交換します。ここでのポイントは、「脱健着患」といって「脱ぐときは健康な側から、着るときは麻痺や痛みのある患側から行う」という原則に基づくことです。学生たちは戸惑いながらも、1年生で学習した清潔ケアの技術を思い出しながら援助を実施しました。8月から始まる基礎実習Ⅱに向けて、それぞれが積極的に取り組んでいました。