Faculty of Nursing
更新日:2022年05月18日
授業紹介
【看護学部】保健師課程の1期生が災害対策?支援の演習を行いました
看護学部では、2019年度に保健師課程が開設され、この4月には1期生が4年生となりました。
4年前期集中開講科目「健康危機管理論」の授業では、災害対策?支援について学修しました。
「健康危機管理」とは、国民の生命、健康の安全を脅かす事態(災害や感染症流行拡大など)に対して、健康被害の発生予防、拡大防止などを目的として行う活動を指します。我が国では、近年地震や風水害などの自然災害の被害を受けることが多く、保健師が災害対策?支援の実践力を身に付ける必要性は一層高まっています。
4月に開講した「健康危機管理論」では、健康危機管理において保健師に求められる知識、技術、思考?態度を身に付けます。授業の中で実際に災害を体験することはできないことから、新任保健師に求められる災害対策?支援の実践力修得を目標として、3つのシミュレーション演習を行いました。
災害対策で重要となるのは、日頃の備えです。保健師は、担当地域の災害に対する強さ?弱さを把握し、予測される被害状況に対して必要とされる予防活動を行う役割を担います。このため、災害図上訓練(DIG:Disaster Imagination Game)演習では、ハザードマップと地区踏査から、千代田区の状況分析を行い、必要な予防活動について検討しました。
写真1 DIG演習(分析結果の発表の様子) 写真2 DIG演習(住宅地図を用いた情報整理の様子)
また、災害発災時には、医療ニーズや医療資源、危険情報など様々な種類の膨大な情報が報告されたり、発信したりする状況となるため、新任保健師であっても、情報を適切に収集、分析、報告する力が求められます。このため、クロノロジー(情報を時系列に記録?整理する手法)演習では、震災発災直後の情報を収集、整理し、避難所で発生している健康課題の分析と、対応方針の検討を行いました。
写真3 クロノロジー演習 写真4 クロノロジー演習
(次々と飛び込む情報を書き出す様子) (集まった情報から状況分析を行う様子)
避難所運営ゲーム(HUG)演習では、発災後に避難所で生じる種々の課題と、高齢者、障がい者、乳児とその家族などの特に配慮を要する人々への対応を疑似体験し、災害時のフェーズごとに行うべき保健活動について検討しました。
写真5 HUG演習(グループごとに避難所運営を行う様子) 写真6 HUG演習(要配慮者への対応を検討している様子)
写真7 HUG演習(避難者に向けた掲示板の様子)
※「避難所運営ゲーム(HUG)」は、静岡県が開発した避難所運営の図上訓練ゲームです。本授業では、静岡県の使用許諾を得て、HUGを
使用しています。
(地域?在宅看護学領域)