Faculty of Nursing
更新日:2022年06月06日
授業紹介
【看護学部】1年生が体位変換の技術を演習で学びました
看護学部1年生が、「基礎看護技術論」の演習で、看護の対象者の身体を動かす技術である体位変換について学修しました。本学では、『紙屋式』『古武術法』『キネステティク法』の3種類の体位変換を実施します。
演習の目的は、ボディメカニクスを活用して、対象者の安全?安楽な体位変換が実施できることです。ボディメカニクスとは、「body=身体」「mechanics=機械学」の造語で、人間の身体構造と機能を力学的視点からとらえ、無駄がない効率的な動作を追求することです。ボディメカニクスを活用することは、対象者にとって安全なケアを実施できるだけでなく、看護師の身体も安定し安楽なケアにつながります。
基礎看護領域では、『紙屋式』『古武術法』『キネステティク法』の3種類の体位変換を体験し、対象者に合わせて技術が選択できるようになることを目指しています。
今回の体位変換では、2人1組になって左右水平移動、上方水平移動、仰臥位から側臥位への移動を実施しました。演習は小グループに分かれて、毎回教員によるデモンストレーションを見学した後、各ベッドで再生される動画を参考に教員による指導を受けながら技術を実施します(写真1.2.3.4)。
さらに学生同士でも、実施した技術を動画で撮影することによって(写真5.6)、お互いの動きを可視化し、課題を発見しながら、積極的に練習に取り組んでいました(写真7)。
技術を修得するためには、繰り返し練習する必要性を学生たちは実感したようです。