Faculty of Nursing
更新日:2022年07月15日
授業紹介
【看護学部】3年生が老年看護学実習Ⅰ(地域)に取り組みました
3年生が6月13日~17日に、老年看護学実習Ⅰ(地域)に取り組みました。この実習は4種類の内容から構成されます。感染対策を十分にとったうえで、3年ぶりに通所施設へ出向く実習を再開しました。
老年看護学実習Ⅰ(地域)は、「地域で日常生活を営む高齢者の特徴、通所サービスなど社会資源の役割?機能を理解するとともに、地域在住高齢者の看護に必要な知識と態度を修得する」ことを目的としています。実習内容は、大学周辺や巣鴨地蔵通り商店街の探索、認知症サポーター養成講座受講、通所施設実習から構成しています。
ビジネス街?古書街である大学周辺の探索では、高齢者の行動を支える、あるいは高齢者の行動の妨げとなる可能性のある人的?物的環境を把握しました。一方、巣鴨地蔵通り商店街の探索では、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる街を歩き、買い物や観光に来ている高齢者の様子を観察しました。大学周辺のビジネス街との比較をしつつ、高齢者の行動を支える人的?物的環境について学びました。
認知症サポーター養成講座受講では、千代田区から講師をお招きし、認知症になることを心配された高齢者やそのご家族との関わりも交えて講義をいただきました。また、グループディスカッションを通じて、認知症の高齢者に対する対応の実際を考えました。
通所施設実習では、職員の方からのご説明やプログラムの見学から、短時間ながら多くのことを学ぶことができました。
最終日には、グループごとに学びをプレゼンテーションし、共有をはかりました。「高齢者にとって住みやすい地域とは?」「地域で暮らす高齢者に対して大切な看護とは?」という問いに向き合った実習となりました。
(老年看護学領域)