Faculty of Nursing
更新日:2024年05月27日
授業紹介
【看護学部】能登半島地震発災後に被災地で活動するDMATの看護師から活動の実際を伺いました(災害看護論)
本年1月の能登半島地震発災直後から現地入りして活動を続けているDMAT事務局の看護師から
現地の状況と活動の実際についてお話をうかがいました
3年次の看護展開科目の1つである「災害看護論」は、保健師課程必修科目ですが、看護師課程の学生も興味関心に応じて履修する選択科目です。
今回、能登半島地震発災直後から現地で支援活動を続けている、厚生労働省DMAT事務局所属 上吉原良実看護師による特別講義を開催しました。
現地の状況と支援活動の実際について、ニュースだけではなかなか知り得ない、貴重なお話を伺う機会となりました。能登半島地震では、地形的な特性から支援が入りにくかったことや、高齢者が多い人口構成の特徴によるケアニーズの多様性、いまだに水道が復旧していない地区があるなど、具体的で濃厚なお話でした。
講義後、お話の内容をもとに学生はグループワークを行い、良かった支援や必要だった支援、現地の医療?看護を維持するための支援等を話し合いました。グループ内での意見を上吉原さんと共有し、ディスカッションしながら考えを深めることができました。
上吉原さんは小児救急看護師の資格を持つ、本学看護学研究科療養生活支援看護学領域小児看護学分野の大学院生でもあります。
学生は上吉原さんのキャリア選択にも興味を持ったようでした。
(災害看護論担当)