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看護学部

Faculty of Nursing

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看護学部ニュース詳細

更新日:2024年07月15日

授業紹介

【看護学部】3年生が「成人看護学援助演習Ⅱ(慢性期)」で教育用電子カルテやシミュレーターを活用した演習を行いました

「成人看護学援助演習Ⅱ(慢性期)」では病院での臨地実習に向け、患者さんの状態を分析し、

その状態に合わせた援助を計画?実践することができるように、必要な考え方と援助技術を学びます。

病院での実習環境により近づけるために、教育用電子カルテやシミュレーターを用いてよりリアルな演習を行っています。


 

 3年生後期から始まる病院での臨地実習では、治療のために入院したがんや慢性疾患などの病気を抱える患者さんを受け持ち、必要となる適切な援助を実践します。患者さんに適切な援助を実践するためには、患者さんの状態を分析してその状態に合わせた援助を考えることが重要です。そのため、3年前期「成人看護学援助演習Ⅱ」では、患者さんに適切な援助を実践するために必要な考え方と援助技術を学びます。

 具体的には、実習で担当することが多い化学療法を受ける患者さんを想定し、教育用電子カルテから患者さんの病状や検査の結果などの情報を収集して演習を行います。電子カルテは、病院の電子カルテを模した画面のレイアウトになっているため、電子カルテからの情報収集も体験できます。

 

 収集した情報をもとに患者さんの状態をグループでディスカッションしながら分析を行い、患者さんの状態に合わせた援助は何か考えていきます。化学療法を受ける患者さんは化学療法の副作用によって感染しやすい状態になります。それに対して手洗いやうがいなどのセルフケアを実施していく必要があるため、患者さんへの指導が援助の一つになります。考えた援助は、学生同士で学生役と患者役となりロールプレイを行います。

 また、がんや慢性疾患などの病気をもつ患者さんは病状が悪化することもあるため、シミュレーターで異常な脈拍や呼吸音、血圧を再現しています。その脈拍を測ったり、呼吸音を聴いたりすることで患者さんの身体の変化を理解できるようにしています。 

 

ロールプレイで学生役が患者役に説明をしている様子
シミュレーターで呼吸音を聴取している様子

 このように病院での実習を想定し、教育用電子カルテやシミュレーターを活用することでよりリアルな演習ができます。学生は知識や技術を深めるとともに、病院での実習の具体的なイメージがつき自分の課題が明確になり、臨地実習までに課題に取り組むことができます。

 

(成人看護学?慢性領域)