Faculty of Nursing
更新日:2025年02月07日
授業紹介
【看護学部】2年生が周手術期実習に向けて教育用電子カルテやシミュレーターを活用した看護実践力を高める演習を行いました
2年生が成人看護学援助演習Ⅰ(急性期)で教育用電子カルテやシミュレーターを活用し臨地における実践力を高める演習を行いました
? ?成人看護学援助演習I(急性期)では、グループ学習を通して、周手術期にある患者に必要な看護技術を身に付け、3 年生からはじまる臨地実習へ向けて実践力の獲得を目指します。周手術期にある患者を実習で受け持つうえで、術後の患者の全身状態を観察し、適切にアセスメントすることは非常に重要なスキルです。その一方で、観察項目が多岐にわたるため、学生にとっては苦手意識を抱きやすい分野でもあります。
本演習では、まず教育用電子カルテを利用して患者さんの情報を収集します。その後、術後の患者さんの全身状態を観察する上で重要なスキル(疼痛の評価、ドレーンの観察、呼吸器合併症、深部静脈血栓症の観察など)の一つ一つを確認した上で、Head to toe (頭からつま先)を意識して全身の一連の観察を行いました。この全身の観察の際に、学生は昨年度から本学に導入された最新のシミュレーターを用いました。
シミュレーターを用いることで術後の呼吸器合併症につながる異常音の聴取など、より現実の患者さんに近い観察とアセスメントを実施することができたと言えます。また、グループで実践した内容を振り返ることで、学生たちはより良い看護実践を考える機会を得ることができました。
?
?
【シミュレーターを用いて術後患者の呼吸状態を観察している様子】
?
(成人看護学Ⅰ)