Faculty of Nursing
更新日:2025年02月13日
授業紹介
【看護学部】PBL(project based learning)型学習を展開する地域看護診断演習にて成果発表会を開催しました
2年次後期必修科目「地域看護学援助演習」では、リーダーシップ開発に有効とされるPBL型学習を取り入れ
全授業を通じてチームごとに課題に取り組み、最終回に成果発表会を開催しました。
2年次後期必修科目「地域看護学援助演習」では、地域包括ケアシステムの中で働く看護師および保健師に必要な、地域とそこで生活する人々の特徴を捉え、地域の環境?システムと生活や健康の関係を分析、理解する力を身につけることを目標としています。
本科目では、学生が4~5名のチームに分かれ、全14回を通じて地域看護診断に取り組んでいきます。大学が所在する千代田区を分析対象とし、地域やそこで生活する人々の現状を把握するために、既存のデータ分析、地域のキーパーソンへのインタビュー、実際に地域を歩いてまちと人々の様子を観察する地区踏査を行います。また分析結果に基づき、暮らしやすく健康なまちとなるために必要な活動、支援を計画していきます。
最終回の授業では、チームごとに成果発表を行い、学生と教員の採点により8チームを「コミュニティ?アセスメント?アワード2024」に選出し、賞品を授与しました。
チームワークに取り組む様子
本演習では、このようなPBL型学習にリーダーシップ開発の枠組みを取り入れ、学生各々が目指すリーダーシップを向上させることも、大きな目標としています。学生たちは演習を通じて、チームメンバーと協働しつつ、ディスカッションを活性化させるスキルや、互いの長所を生かしながら協力していくスキルを身につけていきます。
リーダーシップについてまとめた最終レポートには、「自分にも発揮できるリーダーシップがあることがわかった」「目標を共有したり、調整しながら協力して進めることが大切」「チームメンバーの得意?不得意を理解して役割分担をすることで自分の強みを活かして取り組むことができた」「様々な考えを持ったメンバーが集まっているため、皆で最終的なゴールを決めて一体感を感じながら演習に参加できた」など、主体的かつ積極的にリーダーシップ開発に取り組めていたようでした。
成果発表会とアワード表彰の様子
(地域在宅看護学領域)