更新日:2018年07月13日
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2018浴衣スタリングショーが行われました
地域連携および産学連携による和装文化の継承と振興を目的とした教育研究の一環として、2018浴衣スタリングショーを開催しました。その様子を学生目線でご紹介します。
7月4日に開催された浴衣スタイリングショーは今年で3年目を迎えました。今年はKCC(被服学科公認団体共立クリエイティブクラブ)より18名、被服学科有志の学生より2名、計20名の学生が神田明神をテーマにデザインした浴衣を身に纏い披露しました。また、今年は初めての試みとして家政学部児童学科の「乳幼児親子グループ さくらんぼ」にご参加の5組の親子さまにも登場していただきました。
KCCの学生は各自がデザインしたプリント生地を企業様にご提供いただき、現代的な新しい浴衣の装いをスタイリングしました。被服学科有志の学生は、絞り染めに挑戦しました。ご提供頂いた白生地を一年半かけて糸で絞り、自ら染色し制作しました。テーマは皆同じでも、デザインするモチーフや表現したいものは一人ひとり全く異なり、個性豊かな浴衣が完成しました。
5組の親子の皆様には、学生が神田明神のイメージでスタイリングした浴衣と小物を身に纏い、登場して頂きました。
私は神田明神の神紋と境内に多く用いられている菱文様を総絞りで表現し、伝統的な浴衣の装いをスタイリングしました。現代的なスタイリングをしたKCCの学生の浴衣はパッと目を惹くものばかりで、表現の仕方や新しい浴衣の着こなしに私自身とても惹かれました。
練習では学年の壁を越えてお互いにアドバイスし合い、より良いショーを完成させるために一人ひとりが真剣に取り組みました。
浴衣生地?型紙?小物やサンダルなどを提供して下さった企業様方のおかげで、思い出深く素敵なショーとなりました。このように、反物のデザインを自分で手掛け浴衣を仕立てるという経験はなかなかできることではないので、素晴らしい機会を与えて下さった関係者の方に本当に感謝しています。このショーを通して私達自身も和装に対する興味がますます湧きましたし、見て下さった方にも和装の新しい着こなしを楽しんでいただけたらよいと思います。