更新日:2022年09月20日
授業紹介
被服学科専門科目「被服造形基礎実習」を紹介します。
1年次対象の被服学科専門教育科目「被服平面造形基礎実習」では、前期に洋裁と和裁の基礎知識と縫製技術を学びます。課題作品として、洋裁はミシンとロックミシンを用いての「ショートパンツ」を、和裁は手縫いで「肌襦袢」(着物用下着)を制作します。
洋裁では衣服ができるまでに、生地選びから地直し、型紙作り、印付け、裁断、縫製と様々な工程があることを学びます。材料は生地屋さんや手芸店でお気に入りの生地を選んで購入します。ミシンの扱いには多くの学生は苦戦していましたが、授業回数を経るごとにスムーズに取り組めるようになりました。
和裁では晒し木綿の生地をすべて長方形に裁断し、印はヘラで付け、すべての工程を手縫いで行います。手縫いの練習は指ぬきを用いて運針(並縫い)から始めます。最初は思うように針を進ませることができませんでしたが、後半では自由自在に運針ができるようになりました。授業最終日には制作した自身の肌襦袢を着用し、浴衣の着付けを行いました。
「被服造形基礎実習」で学んだ基礎的な知識と技術をもとに、「被服造形実習Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ」や「伝統和服制作実習Ⅰ?Ⅱ」を学ぶことで、卒業研究における高度な作品制作へと発展します。
色とりどりの生地 | 課題「ショートパンツ」洋裁 |
洋裁の授業風景 | |
和裁課題「肌襦袢」 | 好みのレースを用いた様子 |
肌襦袢を着用し浴衣の着付けを行った様子 |