8月3日から守隨ゼミ22名の学生たちの合宿を行いました。福島県南相馬市の北町保育所を訪れ、保育者が子どもに演じる音楽劇を上演しました。守隨ゼミでは合宿に先立ち、現職保育者から音楽劇を教えていただき、3年生が「おおかみと7匹のこやぎ」、4年生が「かにのとこや」を練習しました。セリフのない無声の表現で、音楽に合わせてお話が進行していく音楽劇は、保育者が表現を楽しみ、協働によって表現の難しさを乗り越えて演じる作品です。
いわゆる「劇」の上演を予想していた子どもたちは、最初すこし驚いていましたが、学生の熱演に引き込まれ、1歳児も最後まで見入ってくれました。子どもたちからお返しの歌を披露してもらい、学生も感激できた訪問となりました。
南相馬は東日本大震災による原発被害が甚大な地域です。ふるさとを離れて戻れない人々も多い中、当地で着々と育っている次世代たち、その育ちを最前線で支える保育者の一端に触れたことが、何より貴重な経験であったと思います。
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