更新日:2017年06月07日
研究紹介
【大学院?家政学研究科】学生による研究発表(日本食品化学学会)
2017年6月2日に伊勢志摩ロイヤルホテルで開催された日本食品化学学会 第23回総会?学術大会において、本学大学院?家政学研究科食物学専攻1年生の高橋怜子さん(指導教員:伊藤裕才准教授)が、『ポリ塩化ビニル製玩具から溶出する可塑剤とリスク評価』という研究内容についてポスター発表を行いました(高橋さんは本学?食物栄養学科管理栄養士専攻の卒業生です)。
ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)は柔軟性をもたせるために様々な可塑剤が添加されていますが、PVC製玩具を乳幼児が噛んだりなめたりした際に、これら可塑剤が唾液を介して体内へ移行する可能性が疑われています。そこで、人工唾液を用いて可塑剤の溶出挙動をモニターし、可塑剤ごとの溶出挙動を比較するとともに、推定1日暴露量を求めて玩具における可塑剤のリスクについて検討しました。
なお、本研究は高橋さんが学部生の時、国立医薬品食品衛生研究所?食品添加物(第3室)において外部研究性として指導をうけた際の成果をまとめたものです。