Faculty of International Studies
更新日:2017年11月14日
留学体験記「様々な感情を抱いた、半年間のソウル生活」
H.S.さん(現3年生)
留学先:建国大学校(韓国)
留学期間:2017年3月~2017年8月
私はソウルにある、建国大学の言語教育院に半年間語学留学をしました。元々中学生の頃から韓国の文化に興味がありました。大学生になってからやっぱり韓国語を現地で学びたいという思いが強くなり、大学生のうちに行こうと決めました。韓国に行くと決めてからは留学会社を探し、学校選びやビザ取得などで少し忙しかったです。建大に決めた理由としては、とにかく広くてのびのび勉強できそうと思ったのと、後は直感でここに決めました。
2月下旬に渡韓し、まずはレベルテストを受けました。クラスは1級~6級まで開講されており、6級が最高級です。現地で勉強するならなるべく上のクラスに入りたいと思っていました。共立では韓国語の授業が少ないので、自分で参考書を購入し渡韓直前まで勉強していました。渡韓前は韓国語能力試験3級レベルの実力でした。学校でのレベルテストの結果、5級に入ることができました。1クラス11人~12人ほどで、クラスメートは日本人?中国人?台湾人でした。5級?6級共にひとり2回ずつパワーポイントを使って発表する機会があります。5級は韓国国内の新聞記事から選び、6級は自分たちの国の記事を発表するというものでした。普段の授業では担任と副担任の先生が交互に教えてくれます。会話?リスニング?読み?書き、まんべんなく学べたと思います。6級になると5級よりも覚える単語量が多くなり、少し大変でしたがテストはクリアできました。
言語教育院では1級~6級まで全員でいく一泊二日の旅行があります。歌を披露する人もいれば、ダンスを踊るグループもいたり、とても楽しい旅行でした。夜にクラスメートの中国人がごはんを作ってくれ、先生たちとみんなで食べたのも良い思い出です。他にも長期休みのときに先生とクラスメートと映画を見てチキンを食べたり、クラスで中華料理を食べにいったりして仲を深めました。
私が住んでいたのは寄宿舎ではなく、大学周辺にあるコシテルというところです。コシテルは本当に狭くて圧迫感が強いです。ベッド、トイレ、勉強机、シャワーなど必要最低限のものがあり、スーツケースを広げると足踏み場がなくなるほどでした。しかし時間がたつにつれてだんだんと慣れていきました。私がいた所はキムチとお米が常備されているので、いつでも食べることができてかなり節約になりました。
半年間過ごしてみて思ったのは、意外と韓国人と話す機会が少ないということでした。同じ敷地に大学が併設されているので学生はいるのですが、語学学校にはもちろんいないので困りました。そこで学校の先生に頼んで韓国人の学生を紹介してもらい、ご飯を食べたり、映画を一緒に観たりしました。韓国に行って一番思ったことは、積極性が重要だということです!
日本に帰国し、韓国での生活を振り返ると本当に濃い時間でした。渡韓したばかりの頃は店員さんが何言ってるのか分からず落ち込み、外に出るのが怖かった時期もありました。ですが、時間が経つにつれてそんな怖さもなくなり、ひとりであちこち行けるようになりました。韓国は地下鉄の料金が安いので行かれる方はぜひ!色んな場所を訪れてみてください。帰国して韓国語が聞こえない環境になってしまったので、今はYouTubeをみたり、韓国のニュース番組をネットでみて単語を覚えたりしています。今後の進路はまだ決まっていませんが、せっかくなので韓国語を活かしたいと思います。周りに韓国へ留学する人はゼロで、ほんの少し不安もありましたが、この選択は大正解でした。留学生活は大変でしたが、先生、クラスメート、チューター、多くの人に助けられました。感謝を忘れずに、これからも韓国語の勉強を頑張りたいと思います!
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