Faculty of International Studies
更新日:2017年12月15日
【国際学部】学生広報委員による取材記事(4)「行かなきゃ損!!エキゾチックな魅力に迫る本場のモロッコ料理」
酒井?税所(3年)
私たちは飯田橋にあるモロッコ料理「タジンや」に行ってきました。今回モロッコ料理を選んだ理由は、どのような料理か興味があったこと、また普段食べる機会の少ないアフリカ料理を食べたかったことが挙げられます。モロッコ料理は味が淡泊で、野菜や豆が多く使われているイメージを持っていました。今回取材して、こうした先入観はいい意味で覆されました。以下の文章では、舌で感じたモロッコ料理の味わいや取材してわかったモロッコの食文化についてご紹介します。
飯田橋駅から徒歩5分のところに「タジンや」はあります。店内に入ると、世界が一変し、まるでモロッコにいるかのような気分になります。天井の照明や壁にかかっている絨毯、そして店内に流れているBGMはまさにエキゾチックな雰囲気が漂っていました。店員さんはとても明るく笑顔で私たちを迎えてくださいました。店員の方はモロッコのベルベル人で、民族衣装であるジェラバを着ていました。とても優しい方々で、私たちはモロッコ料理の特徴や、お店で人気の料理、モロッコ文化を中心にインタビューしました。シェフはモロッコ人で、クスクスやタジンなどの本場モロッコの伝統的な料理が楽しめます。食器も本場のものを使用しており、モロッコの雰囲気を感じることができました。
モロッコは表情豊かな自然と気候条件に恵まれており、モロッコ料理もその気候に適したものが多いです。モロッコの北部は温暖な地中海性気候、北西部は4000メートル級の山であるアトラス山脈が連なり、十分な降雨や積雪があります。そのため、古くから農業が盛んであり野菜をふんだんに使ったヘルシーな料理が中心です。また、南部一帯は砂漠性気候であり、あまり水分を使わない鍋料理が有名です。さらに、料理にスパイスを使うのもモロッコ料理の特徴であり、私たちが取材した「タジンや」では現地にある44種類ものスパイスが使われていました。
今回私たちがいただいたコース料理を紹介します。
これはルビアスープと呼ばれるモロッコの伝統的な豆のスープです。マイルドでやさしい味わいでした。
これはモロッカンサラダです。オリーブ、トマト、ツナ、きゅうりを使ったサラダで、野菜の下にはライスが隠れていました。サラダとご飯を一緒に食べる感覚でしょうか。
3種類のケバブ盛り合わせで、右がビーフ、真ん中がチキン、左がラムでした。3種類とも、スパイシーな味わいでした。
ベジタブル?クスクスというメニューです。クスクスは小麦からできた小さなパスタでポロポロしています。このお皿には、レーズンが入っており、酸味の効いた甘さに仕上がっていました。
ケフタとはミートボールのことで、ミートボールがたくさん入ったタジン鍋です。食材の水分のみで調理をする砂漠地域ならではの鍋です。そのため、日本の鍋と比較すると水分は少なめです。なんと44種類のスパイスが使用されているそうです。深みのある味わいが特徴的でした。
デザートはシナモンのかかったオレンジで、日本人には思い浮かばない独特なアレンジでシナモンとオレンジの相性は抜群でした。
モロッコ料理を初めて食べましたが、想像以上においしかったです。スパイシーなものや味が濃いものが多く、個人的に好きな味付けでした。また、テーブルに様々な調味料が常備されているので1つのメニューを自分なりにアレンジがすることも可能です。
「タジンや」は、モロッコのサハラ砂漠入り口にあるホテル?リアドマムーシュをそのまま体験できるレストランです。ホテル?リアドマムーシュには、日本好きのオーナーがおられるそうで、日本語にも対応しています。また、ホテルの真ん中にプールがあり観光客からも人気のホテルです。また、「タジンや」では火曜?木曜には砂漠のディナーショー、金曜?土曜日には「『タジンや』ベリーダンスショー」を行っています。これらは、世界でもタジンやと先ほど述べたホテル?リアドマムーシュでしか体験できないそうです。私たちは見ることができなかったので、また機会があれば行きたいです。
今回、取材に協力してくださった「タジンや」の皆様、ありがとうございました。