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国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2020年03月11日

その他

【国際学部】ご退職の先生方へのオンライン送別会

ご退職される先生(黒澤啓先生、鰐淵秀一先生)へのオンライン送別会


 今月末をもって、二人の先生が国際学部を去ることになります。本来は3月13日の教授会後に送別会を開催する予定でしたが、卒業式と同様、残念ながら新型感染症の問題で中止の止む無きに至りました。そこで、HP上にて代行することにしたいと思います。


 一人目は、黒澤啓先生。2012年に着任された黒澤先生は、長年のJICAでの世界各地におけるお仕事をふまえ、とくに国際学部のカリキュラムのなかで主に国際協力にかんする授業を担当していただきました。とりわけ、セルビアやボスニア?ヘルツェゴヴィナでの活動の経験から、東欧に関する授業、そして数度にわたる海外研究旅行を引率されました。また、豊かな人脈を活かし、学部の講演会に多くの著名な、特色あるゲストを呼んでいただきました。



2012年4月に着任してあっという間の8年間でした。それまで32年間、国際協力機構(JICA)や国連で、開発援助や難民問題に従事してきましたが、アカデミックな経験はありませんでしたので、果たして無事に務まるのか当初は心配しました。
 8年たって無事に務まったのか?未だに自問してますが、つつがなく定年を迎えることができほっとしています。最初のころは欠席者が多くどのように進めていったらいいのか悩んだゼミも、次第に運営の仕方がわかってくるようになり、今年度は、入門演習の出席率が97%、基礎演習の出席率が98%というように、ほぼ全員が100%出席してもらえるようになりました。講義についても、授業評価で批判的なコメントもあるものの、多くの学生が好意的な評価をしてくれており、とりあえず教員としては何とか務まったのではないかと感じてます。
 講義以外でも、大?短国際交流委員会の委員長を6年務めたり、共立アカデミーで春秋4年にわたり外部の受講者に国際協力について教えたり、明石康さんをはじめとする各界の著名人を講師として招聘して講演会を開いたりと、学園生活を十分堪能させていただきました。
 退職後も1年間は非常勤講師として務めさせていただきますので、引き続きよろしくお願いします。


 二人目は、鰐淵秀一先生。鰐淵先生は2017年、留学先のアメリカから帰国されるとともに、最年少の専任教員として本学に着任されました。ご専門のアメリカ史を中心に、アメリカ社会、世界史にかんする授業を担当していただきました。学部広報委員による学生アンケートでも「授業の面白い先生」の第一位に挙げられたように、学生の関心をひきつける授業は、他の教員にもよい刺激を与えていただきました。



今日ふりかえって、大学教員として初めて着任したのが共立の国際学部であったことは、自分の人生の中の最も大きな幸運の一つであったと感じざるを得ません。国際学部の、穏やかで個人の自由を尊ぶ気風の中で、のびのびと教員生活を送ることができたことは何事にも代え難い幸福だったと感じております。着任当初、教員としての仕事や責任の何たるかを知らず、生意気な口を叩く私を温かく見守ってくださった同僚の先生方には感謝の言葉しかありません。また、教育や業務をサポートしてくれた助手さん達、そして何より素晴らしい学生達にも心からの感謝を伝えたいと思います。この三年間に培った経験を活かし、今後も成長して参りたいと思っております。来年度以降も非常勤教員としてお世話になりますが、またお会いした際にはよろしくお願いいたします。


 お二人が国際学部を去られるのは大変残念に思いますが(ただし、来年度は引き続き非常勤として演習科目を一部ご担当いただくことになっております)、新たな活動の場でのご活躍と、何よりもご健康を願っております。