Faculty of International Studies
更新日:2021年08月27日
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【国際学部】OGの活動紹介 (1) 歌人の三原由起子さん
国際学部(前身の国際文化学部を含む)を卒業され、各界で活躍されているOGの方々の活動を不定期連載で紹介します。
国際文化学部(国際学部の前身)OGで歌人の三原由起子さんは、福島県浪江町のご出身で、高校時代から短歌を詠み始めました。東日本大震災後の体験も詠み続けています。東日本大震災後にさらに故郷と向き合い、最近では郷土史を学ぶかたわら、地元の方々へのインタビューを行っています。
三原さんが16歳から33歳までの17年間の作品をまとめた第一歌集『ふるさとは赤』は2013年に出版されましたが、この歌集には震災と原発事故に見舞われた故郷への思いが込められています。そして2021年6月に震災から10年の思いを込めたエッセイと、歌人の吉川宏志氏の解説を収録した新装版歌集『ふるさとは赤』が出版されました。
iPad片手に震度を探る人の肩越しに見るふるさとは 赤 (歌集『ふるさとは赤』より)
三原由起子さんのプロフィール
1979年福島県双葉郡浪江町生まれ。2011年3月12日の避難指示まで浪江町新町商店街にあった乗り物センター三原の娘。浪江小学校、浪江中学校、いわき光洋高校、共立女子大学国際文化学部日本文化コース卒業。高校時代から短歌を作り始める。2013年第一歌集『ふるさとは赤』(本阿弥書店)出版。 2021年新装版歌集『ふるさとは赤』(本阿弥書店)を出版。現在、現代歌人協会会員、日本歌人クラブ参与。
三原さんについての朝日新聞(デジタル版)の記事(2021年4月28日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14887889.html (有料記事)
三原さんの歌集『ふるさとは赤』(本阿弥書店)の新装版刊行を記念したオンライン配信のトークイベントが8月27日に都内で行われます。
「本屋B&B」 http://bookandbeer.com/event/20210827_31w/