Faculty of International Studies
更新日:2023年12月26日
学生の活動
【国際学部】留学体験記「一年間のイギリス留学での幅広い経験と学び」
N.M.さん(現3年生)
留学先:リーズ大学(イギリス)
留学期間:2022/09/21~2023/09/20
イギリスに1年間留学を考えている方は、ビザの発行が必須です。申請には時間がかかり、用意する書類も多く複雑なので前もって準備を進めることは大前提です。しかしそのように認識していても、私はビザ取得遅延により留学のスタートが遅れてしまったので今回はその経験を共有します。ビザ申請をする方にとって少しでも参考になれば幸いです。私が申請したShort Term Study Visaは通常、申請してから3週間以内に発行されますが、実際には9週間もの時間を要しました。このビザの有効期限は11ヶ月間なので、早すぎる申請は帰国日までの期限が足りなくなるリスクがあります。同じ時期に申請した人たちは1週間でビザが発行されていたにもかかわらず、私は3週間経っても発行されなかったためビザセンターに問い合わせました。しかしビザの進捗状況や発行遅延の理由は伝えられず待つしかないと言われ、渡航予定日を過ぎとても悔しい思いをしました。留学先の大学からこれ以上遅れるとコースに参加できないと通知があったことから、ただ待つのではなく、留学先の入学担当チームとイギリス大使館に連絡し相手からビザセンターに働きかけてくれるよう直談判しました。
その結果ようやく状況が動き、約1週間後にビザが取れ、遅れたスタートでしたが無事留学生活を始めることができました。ビザは留学先のコース開始3か月前から申請可能のため、今考えると有効期限が1年間以上のStudent Visaを3か月前に申請しておくのが最善手だったのかなと思います。1年間留学で11か月間のコースならShort Term Study Visaで大丈夫だとビザセンターからも国際交流室からも言われますが、期間が長い方が安心です。それでもビザ発行が遅延し渡航日に間に合わなさそうになった場合は、留学先の入学担当チームや大使館に直接連絡すると問題解決に繋がる可能性があります。行動を起こすときは、待てと言われたのに連絡して大丈夫かな…と不安になることもあるかもしれませんが、留学中はビザに限らず、空港や寮の手続きでも1回言っただけでは結構後回しや放置されることが多いような気がします。ただ待つよりも積極的に行動することはとても重要です。問題に直面している時は気持ちが沈むかもしれませんが、行動を起こして状況を変える経験は必ず、自信に繫がります!
授業は、事前に課されたリーディングなどをもとに、異なる文化?言語背景を持つクラスメートとディスカッションを行いながら進みました。その中でも特にグループプロジェクトが印象的な経験です。最初はクラスメートの自己主張の強さや意見を譲らない頑固さに戸惑い、また時間感覚の違いなどの価値観の差異が障壁となることも多かったです。しかしこの経験からそれぞれの意見の背後にある理由や価値を探ることの重要性に気が付き、意見や価値観がバラバラな人たちを調和させお互いが納得できる答えを模索する力が身に付きました。
イギリスからはヨーロッパ各国への旅行がとてもしやすいです。私はEaster Breakの期間にイタリアとスペインに1週間旅行へ行きました。格安航空機で近くの空港から、手荷物を追加してもミラノまで片道6000円で行くことができました。他にもフランスのパリへならユーロスター(新幹線のようなもの)でこちらも格安、短時間で行くことができます。私の周りの友達もドイツやベルギー、スイスなど様々な国に行っていました。留学中の休み期間は、貯めたお金を使って国内外できる限り旅行をしましたが、これより良いお金の使い方はないのではと思うほど素敵な経験になりました。特にイタリアで食べたパスタの味やスペインで見たサグラダファミリアは一生忘れられません。もちろん国内にも数えきれないほどたくさん観光地があります。留学中は国内外問わず旅行をたくさんすることをおすすめします。
留学で培った英語力をさらに伸ばしていきたいと考えています。またこの経験を通して、英語力だけでなく行動力や粘り強さといった内面の強さも身につけることができました。これらのスキルは今後の問題解決やグループワークの際に役立てることができると考えています。そして就活やその先のビジネスの場でも生かしていきたいと考えています。