Faculty of International Studies
更新日:2024年12月02日
学生の活動
【国際学部】留学体験記「挑戦から得た成長と未来―カナダ留学の軌跡―」
A.I.さん(現3年生)
留学先:カルガリー大学(カナダ)
留学期間:2024/4/1~2024/9/20
私は大学受験のときから、大学生になったら長期留学をしたいと考えていました。しかしコロナ禍の影響は想像以上に長引き、大学1年生の間は海外渡航が制限された状況が続きました。そのため英語学習へのモチベーションが低下し、留学への意欲も薄れてしまいました。そのような中、大学2年生の夏休み頃から将来の進路について考え始めたとき、自分が何をしたいのか、将来のビジョンが見えなくなっていることに気づきました。そこで自分と向き合い、客観的に自分を見つめ直す時間がほしいと感じ、留学を決断しました。
留学先にカルガリー大学を選んだ理由は、多文化国家であるカナダで多様な民族や文化を身近に感じることができ、様々な価値観に触れることができると考えたからです。また、ダウンタウンには高層ビルが立ち並ぶ都会的な雰囲気がありながら、郊外に足を延ばせば自然豊かな環境が広がっており、そうした環境の中で勉強できる点にも魅力を感じました。
私は3つのプログラム(A. Language & Culture、B. Semester、C. Summer Intensive)を履修しました。
Aでは主にカナダの社会や人口、政府などについて学びました。特に印象に残っているのは、最終課題で3~4人のグループごとに政党を立ち上げ、マニフェストを考案し発表したことです。
Bはgrammar, reading & writing, speaking & listening のコースで構成されていて、これまで学んできた基礎の再確認しながら応用力を高めました。本を読んでグループディスカッションを行ったり、就職活動の面接をイメージして対話したりするなど、3か月間で総合的な英語力を鍛えることができました。このプログラムには大学生から社会人まで幅広い参加者が集まり、アジアだけでなく中南米など多様な国籍の留学生と交流でき、物事を多様な視点からとらえることができました。
Cは主にスピーキングとリスニング力の向上に特化したプログラムで、留学生活の集大成のようなものでした。会話のテーマで環境問題や経済についても取り扱ったため、日常会話だけでなく、アカデミックな場面でも自分の意見を伝える力を鍛えることができました。
全体を通して、ELP(English Language Program)ではプレゼンテーションをする機会が非常に多かったことが印象的です。パワーポイントの作成から発表方法までを学び、前に立って話す度胸をつける良い機会になりました。この経験を通じて、英語力だけでなく、自分の考えを自信を持って表現する力も身につけることができました。
留学中、授業以外の時間もさまざまな活動を通じて充実した経験を得ることができました。大学が提供するアクティビティに参加し、バンフやウォータートンなどカナダを代表する観光地を訪れました。壮大な自然の景色に触れる中で、異国の文化や魅力を楽しむ一方で、日本の良さにも改めて気づくことができました。
また、ホストファミリーとの時間も貴重な思い出のひとつです。50代後半の夫婦がホストで、休日にはレイクへ連れて行ってくれたり、親戚のパーティーに招待してくれたりと、本当の家族のように温かく接してくれました。家族のような絆を感じる中で、カナダの家庭文化に触れるとともに、日常会話を通じて英語力を磨く良い機会にもなりました。
留学生活は決して楽しいことばかりではなく、失敗や挫折をすることも多々ありました。そのたびに乗り越えていった経験を糧にしながら、失敗を恐れず新しいことに挑戦する力を身に付けつけ、人として成長できた期間でした。留学を通じて、「航空関係の仕事に携わりたい」という夢が明確になりました。この希望を実現させるために今後も英語学習や資格取得に励んでいき、世界を舞台に活躍できる人材となりたいです。
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