更新日:2025年04月03日
留学?海外研修
春季海外研修レポート(中国?広東外語外貿大学)
2024年度 中国?広東外語外貿大学 春季海外研修に参加された方のレポートをご紹介します。
国際学部 3年 C.S さん
私は、中国文化に興味があったので異文化体験を目的として2025年2月28日?3月14日に行われた広東外語外貿大学(中国 広東省)での海外研修に参加しました。
大学までは徒歩で通いました。ホテルから1分の距離です。不慣れな土地での移動が不安だったので距離の近さに安心しました。
大学は自然が豊かでたくさんの花が咲いていました。広州は天気が変わりやすく晴れの日の気温は30℃近くまで上昇しました。半袖の人も多く日陰の多い学内はとても過ごしやすかったです。また、頻繁に出没する猫に癒されました。
日程は基本午前と午後に分かれており中国語の授業を中心に中国経済に関する講義、文化体験、現地の大学生との交流、企業訪問などを行いました。
文化体験は武術、歌、工作、書道の4つを体験しました。特に工作の時間が印象的で春節で使う舟の飾り製作や切り絵を行いました。作り方だけでなく、飾りの意味や背景を学ぶことができて勉強になりました。
現地の大学生との交流は1対1で行いました。相手が日本語で話せる方だったため会話は日本語がほとんどでしたが、伝わらないときは翻訳機を使ったり簡単な中国語で行いました。かなり緊張しましたが、好きなアニメや文化、名前、趣味などを話すうちに時間はすぐに過ぎてしまいました。特に日本のアニメ、中国のトイレ、大学の食堂、日本の名所の話で盛り上がり、とても楽しかったです。
言語の授業は長期留学生向けの初級クラスで中国語を0から学びました。そのため授業は英語で行われます。クラスメイトは世界中の国から来ており、休み時間には英語だけでなくスペイン語やヒンディー語など様々な言語が飛び交っていました。私は共立で中国語の授業を受けていなかったためついていけるか不安でしたが、異国で言語を学ぶ仲間の存在に勇気をもらい楽しく学ぶことができました。また、クラスメイト達の分からなくても挑戦したり積極的に声を出す姿勢に刺激を受けました。私たちの授業最終日に別れの挨拶と応援をしてくれたことがとても嬉しかったです。
滞在先のホテルはテレビや冷蔵庫、シャワー、ポット等大抵のものはそろっていて不自由なく過ごすことができました。研修メンバーは5人だったので2人と3人に分かれて2部屋を使用しました。
大変だったことは気温の変化が激しく体温調節が難しかったことです。広州は基本暖かいのですが、汗をかいてしまうほど暑い日や上着を着ても寒い日があり、部屋のエアコンが効きにくかったこともあり苦労しました。
良かったことは毎日ホテルで朝食が食べられることです。朝食はフロントで券をもらい食堂に向かいます。少し短いですが食堂は7?8時の間にバイキング形式の朝食が用意されていて、おかゆ、麺、餃子、饅頭、フルーツなど様々な料理を堪能できます。個人的には揚げたドリアンを初めて食べたことやもち米焼売がとても美味しかったことが記憶に残っています。さらに食堂のスタッフの方がとても親切で、私が朝食に間に合わなかった際にお弁当にして渡してくださり感動しました。
昼食と夕食は大学の食堂を利用しました。学生証は学内で使えるプリペイドカードになっていて便利でした。食堂は2棟あり、米や麺、鍋、ハンバーガー、コーヒーなどを販売している多様なお店がありました。私がよく行ったのはフルーツを扱うお店です。広州は亜熱帯で果物が多く栽培されています。そのためお店では、量り売りの様々な果物やフルーツを使ったジュースを購入することもできます。それ以外にも学内にはコンビニやカフェ、パン屋さん等がありとてもにぎやかでした。
授業のない日は広州の観光名所を巡りました。博物館に展示されていた陶器やクルージングで見た夜景の美しさにとても感動しました。さらに、大学近くにある白雲山や古い建物が残る永慶坊、長隆歓楽世界という遊園地に行き、歴史的な街並みと現在の街並みの両方を楽しむことができました。
自由時間は地下鉄に乗りました。中国の地下鉄はAlipayやWeChat PayのQRコードを改札にかざして駅のホームに入ります。現金で切符を購入することもできますが100元紙幣は受け付けていませんでした。中国ではQR決済がほとんどで、駅だけでなくお店で買い物をする際もおつりがないことから高額紙幣を受け取ってもらえないことが多かったです。私は中国で現金を使用することはありませんでした。
地下鉄で私がよく行ったのは北京路という繁華街です。屋台やデパート、服屋、飲食店など様々なお店がありたくさんの人が集まっていました。買い物をしたり、アニメショップや教会に行って充実した時間を過ごすことができました。また不慣れな土地の散策は疲れやすいですがマクドナルドを見つけたときはとても安心しました。意外だったのはスシローやはま寿司、サイゼリヤ、AEON等日本のお店が多く見られたことです。
私がこの研修に参加して良かったことは言葉が伝わる喜びを味わえたことです。中国語を知らないことで感じるはがゆさは少なからずありましたが、広東外語外貿大学で中国語を学んでいくうちに全く聞き取れなかった会話の中に理解できる単語が増えていきました。中国語を話し、言葉が相手に伝わったときは本当に嬉しかったです。今の時代翻訳機という便利な存在は大きいですが、それは情報の交換であると私は思います。現地に行って言葉を交わすことでしかできない交流があると気づかされました。
中国に行く前はニュースを見て中国に対し良い印象だけでなく少し怖い印象をもっていました。しかしこの2週間でたくさんの人と出会い、私たちを親切に気遣ってくださる温かさに触れ、日本に興味を持ってくれる方々の存在を知り、中国に対する印象が大きく変わりました。
また、実際に現地で交流して皆、自分の国の歴史や文化、生活をよく理解していることに驚きました。一方で日本のことを聞かれた際に私は上手く答えられませんでした。私が知っている日本の知識とそれを伝える言葉が足りないことが悔しかったです。
以前は漠然といろんな言語を話せるようになりたいと思っていましたが、この経験を通して大切なのは言語よりも中身だと気づきました。今後はもっと日本を知り、それを世界に伝えられるようになりたいです。また中国に行って今回よりも深く話せるように学び続けたいと思えた研修でした。