公立保育園で保育士として勤務し、現在は2歳児クラス8名の担任を受け持っています。保護者が就業されているご家庭のお子さんを安心?安全な環境の元で責任を持って預かり、お子さんたちが様々な経験ができるように日々援助しています。お子さんたちの変化や成長を最も身近な位置から見られることにやりがいを感じています。
母が公立保育園に勤める保育士で、幼い頃から保育士という職業は私にとって身近な存在でした。何より私自身、幼い子どもと遊ぶことが好きで、いつしか「保育士になりたい」という淡い夢を抱いて共立女子大学に入学しました。2年次から始まった実習では、連日深夜まで実習日誌を書き、翌日の目標を立てることの繰り返しで、時には苦しく思う時もありました。その一方、心の中で「子どもと遊ぶこと、過ごすことが楽しい!子どもの成長を間近で見ることができるって嬉しい!」と思う私がいました。実習を経験して漠然とした夢がはっきりと「保育士になるんだ」という目標に変わっていきました。3年次に受講した、保育子育て支援演習「保育?子育て支援実践演習」※では、直に子どもと保護者に関わり、保育の本質を学ぶことができました。当時の経験が今の仕事に活きていることを日々実感しています。今後は、先輩保育士の姿を見て学び、自分の引き出しを増やして、専門的なスキルを高めるために日々努力しています。
テコンドー部に所属し、日々の練習はもちろんのこと、夏休みの合宿で韓国に遠征したことがよい思い出になりました。
まだ予定はありませんが将来結婚し、家庭を持って子どもを育てる母親になるかもしれません。家庭と仕事を両立することの苦労はあるかと思いますが、子育てを楽しみ、その経験を活かして保育士の仕事を続けていきたいです。
「保育士になりたい」という同じ夢に向かって共に目指す仲間を見つけられることです。私はそんな仲間と出会ったことで、授業や辛い研修を乗り越えることができました。その出会いは、卒業後も互いに切磋琢磨できる関係として生涯続いていくはずです。
ゼミでの学びです。卒業論文を仕上げるまでの2年間、保育や子どもについて深く突き詰め、考えることができました。そこで学んだ保育の視点は今の仕事に活きています。そして何より苦楽を共にしたゼミの仲間の存在はかけがえのないものです。就職してからも時折顔を合わせ、電話で近況を報告することが「私も頑張ろう」と奮い立つ機会にもなっています。
※ 保育?子育て支援実践演習 本学の子育て支援活動。児童学科3?4年生を中心に、学生が近隣の親子と関わることを通して自身の保育実践力、保育観を磨く実践的な授業であり、教員は自らの乳幼児研究を深めるためにも活用している。
(2023年1月掲載)