
インテリアデザインに興味があり、最初は他大学の建築学部なども検討していましたが、学べる分野が本当に建築だけに限定されてしまうため、進路に悩んでいました。そんな時に知ったのが共立女子短期大学生活科学科の生活デザインコースでした。インテリアを含め、さまざまなデザインについて演習を通じて学べる点に魅力を感じ、入学を決めました。また、社会で不可欠なリーダーシップを、学生生活の中で経験しながら身につけたいという思いもありました。
入学してから、ポスターや発表用スライド、POP、建築模型などさまざまなもののデザイン?制作を経験し、実践を通してPowerPointやCAD※といったソフトの活用スキルを身につけられました。特に力を入れて取り組んだのが「生活プロダクトデザイン演習」です。「自分が作りたいお店」をテーマに、POPのデザイン制作と模型製作、紹介動画の作成に取り組みました。私は「Inorganic Cafe」というカフェを企画し、インテリアのトーンや立地、ターゲットの客層、メニューの価格帯までこだわって考えました。一から自分で店舗の構成を考えて形にする経験は大きな学びになりました。また、演習形式の授業では学生同士でグループを組んで交流したり、発表したりする機会が多々あります。その中で、目標達成に向けて仲間と協力する力や、積極的に自分で行動する力が身につき、リーダーシップが養われました。
「インテリアCAD実習基礎?応用」です。CADのソフトを使って、先生が提示した課題に沿って、実在する建物の図面作成にチャレンジしました。ほとんどの学生が初心者のため、基礎ではソフトの使い方を一から丁寧に教えてもらい、みんなで協力しながら図面作成に取り組みました。応用では同じ課題に一人で臨み、さらなるスキルアップを図りました。細かい作業が多く苦戦しましたが、楽しみながら実践力を磨けた授業でした。
システムキッチンなどを製造する総合住宅設備機器メーカーへの就職が内定しています。ショールームアドバイザーとして、お客さまへの商品説明?提案に携わる予定です。生活科学科で学んだ、心地よい空間づくりに関する知識を仕事に活かしていきたいと考えています。
卒業研究では、パソコンを使ってデザインを制作するDTPに挑戦しています。その一環として、内定先のメーカーの商品カタログを自分なりにつくってみようと検討中です。DTPのスキルを伸ばしつつ、商品への理解を深められる一石二鳥のチャンスだと考えています。
飲食店でのアルバイトです。シフトマネージャーとして店舗運営を担当しており、お金の管理や電話対応も任されています。この経験は将来の仕事で必ず活きてくると思うので、卒業まで引き続き力を入れていきたいです。
※Computer Aided Designの略。コンピュータ上で製図を行うためのツールのこと
(2025年2月掲載)