Vol.9 髙橋明子 31回生
1.今の自分について
警視庁本部で警察官に対し「職務質問」のやり方を「指導」する部署、つまり「警察官を指導する警察官」をしています。
仕事の内容は、パトカーに乗り、実際に現場で職務質問を実践してみせることで警察官を指導する現場の仕事と、警察署の警察官に対して職務質問の講義をする仕事があります。「警察官を指導する警察官」ということで、責任重大ですが、若手警察官を育成するという大変やりがいのある重要な仕事です。警察官になるためには、警察官の採用試験(地方公務員試験)に合格しなければなりません。その後、初任教養として高卒程度ならば10ヶ月、大卒程度ならば6ヶ月、警察学校に入り、警察官としての知識、技能などを学びます。制服警察官は、街と人を守るため、常に最前線で働くまさに警察の「顔」です。事件、事故、大変なことは多いですが、その分やりがいや達成感がある仕事です。
警察は男性社会だというのは過去の話です。今では女性でもパトカーに乗り、街の治安を全力で守っています。また、報道番組やメディアに働く女性の一人として紹介して頂きました。
自分で希望し選んだこの仕事に誇りを持って毎日勤務しています。
2.共立二中高の思い出
何といっても、この6年間で得たものは、かけがえのない友人です。卒業してから14年が経ちますが、今でも密に連絡を取り合い、文字通り何でも話せる「親友」がいます。
何といっても、この6年間で得たものは、かけがえのない友人です。卒業してから14年が経ちますが、今でも密に連絡を取り合い、文字通り何でも話せる「親友」がいます。部活は、中学校バスケットボール部、高校テニス部に所属していました。高校ではテニス部の副部長として皆をまとめる役職に就いていましたが、話し合いになると白熱し過ぎてなかなかまとまらないこともありました。それだけ皆が一所懸命部のことを考えていたのだと思います。部活だけでなく「白亜祭」、「体育祭」など全力投球できるイベントが盛りだくさんです。
イベントごとに仲間との絆が深まっていくのが実感出来ると思います。
また、共立女子第二中高には他に類を見ないほどの自然があります。文字通り野山を駆け回り、生えていたヨモギでヨモギ餅を作るという家庭科の授業もあります。そんな学校なんて滅多にありませんよね!
この学校に通わせてくれた両親に、心から感謝しています。
3.受験生へのメッセージ
自然あふれる環境の中、本気で向き合ってくれる先生方、一生の仲間と共に学び、笑い、泣き、成長する。それが 共立女子二中高です。私は「この学校で本当に良かった」と実感しています。この楽しさを、是非皆さんにも経験して頂きたいと思います。
4.学校の良さを一言で表現すると…
ずばり「今後に活かせる全てが詰まった学校」です。無駄になったことなど何一つありません。
5.プロフィール
1984年6月生まれ 埼玉県出身
2003年3月 共立女子第二中学高等学校卒業
2007年3月 共立女子大学国際文化学部卒業
2009年4月 警視庁警察学校入校
2009年10月 目白警察署卒業配置
2012年3月 第二自動車警ら隊勤務(新宿分駐所、池袋分駐所)
2014年5月 地域部地域指導課職務質問指導第一班勤務(現在に至る)