vol.67 岩城桂 31回生
1.今の自分(自己紹介?職業紹介)
私は、共立二高を卒業後、北里大学に入学しました。青森県十和田市にキャンパスがあり、真っ青な大空の中で大学生活を過ごしました。大学では、ワンダーフォーゲル部と吹奏楽部に所属し、授業では測量やリモートセンシングの研究を行いました。ワンゲルの部員と、毎週のように地図を見ながら、温泉や登山に行っていたことが懐かしいです。
私は現在、地図データを作成?提供している株式会社ゼンリンという企業で勤務しています。皆さん、地図は好きですか? 私は、ツーリングマップという地図が好きで、就職活動をする際に、「地図ってどうやって作られているのだろう……」という疑問から、地図の会社「ゼンリン」の入社試験を受けました。入社後は北九州市に配属となり、実家からは離れ、新しい家族と共に過ごしています。
当社の地図データは、計測車両だけでなく、実は全国各地の調査員が歩いて一軒一軒の表札や建物を確認して調査しています。私は、入社後に地図データを制作する部署で地図データを更新する仕事を経験し、今は全国の調査員を統括する部署へ配属となり、調査マニュアルの改訂や、新規コンテンツのトライアル、様々な問い合わせ対応など、他部署との連携を取りながら、広い範囲の業務に携わっています。北は北海道、南は沖縄まで、日々の調査員をサポートしています。
2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと。
私は中学から本校へ入学し、勉強も友達も環境も今までとは異なり、まずは小学校には無かった部活に入ろうと思いました。偶然仲良くなった友達と一緒に、小学校でも音楽部だったことから、吹奏楽部に見学へ行きました。色んな楽器を見学させてもらい、最後に紹介してもらった楽器が、チューバでした。チューバという吹奏楽の中で一番大きくて重い楽器を、たった一人でパートを担当していた当時高校3年生の先輩が本当にかっこ良く、先輩にも楽器にも一目惚れ……。希望楽器はもちろんチューバ。顧問だった先生には「本当に大丈夫か?かなり大変だよ?」と言われましたが、頭の中にはチューバしかありませんでした。他に希望する友達がいなかった為、願いが叶い、社会人になった今も、社会人吹奏楽団でチューバを続けています。今も続けているのは、中高6年間、大好きな楽器と大切な友達と、そして先生方や両親の支えがあったからです。高校2年生の時に、部長を務め、60名程のメンバーと共に、青春を全うしました。
ただ部活を楽しむだけではなく、まずは挨拶から。そして、人の話しをよく聞く。出欠を取る際にも、おしゃべりをしない。当たり前のことを自然にできる部にしたく、日々メリハリをつけて活動していました。実は、こういうことが基本になり、大人になっていくときにとても大切なことなのですね。部長の頃、部活のある日は、毎朝学校に着くとまずは顧問の先生の元へ。その日の連絡事項を事前に確認し、メモを取って部活の初めに部員へ伝えていました。本当に懐かしいです。連絡事項をメモすることは、社会人になってからも身についており、先生に感謝しています。個性豊かな同期にも恵まれ、高校2年生の時のコンクールで金賞を取ったことが夢のようでした(同期でガッツポーズをした写真です)。合宿では、夜遅くまで反省会をし、本気でけんかもして、ぶつかることもたくさんありました。「しっかりしてよ、部長!」と喝を入れてくれることもありました。今思うと、幸せなことだと実感しています。そんな同期とは、今でも毎年のように焼肉会をして集まっています。先生、同期、コーチ、そして先輩や後輩に感謝の気持ちでいっぱいです。
3.受験生へのメッセージ
都会にも魅力がたくさんありますが、自然の多い環境での魅力も負けないくらいたくさんあります。そこでしか学べないこと、自分の身体にとっても優しい学生生活を送ることができると思います。できるか、できないか、ではなく、やったか、やらなかったか。色んなことにチャレンジして、自分を発見してみてください。きっと素敵なことがたくさんあります。失敗しても他の道がきっとある。諦めずに青春を楽しんでください!
4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…
なんといっても自然の多い環境! そんな中で、信頼できる先生方や友達と学校生活を送れることが学校の良さです!
5.二高卒業後のプロフィール
1984年 東京都出身
2003年3月 共立女子第二高等学校卒業
2008年3月 北里大学獣医畜産学部 生物生産環境学科卒業
2008年4月 株式会社ゼンリン入社(北九州勤務) 現在に至る